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7.1.14 塗りつぶされたライン プロットを使用する

塗りつぶされたライン プロットは、通常のライン プロットとあまり変わりません。通常のライン プロットとの違いは、SetFillColor()を呼び出す必要がある事です。そうすることで、指定したカラーで線グラフの下側を塗りつぶします。

以下の例ではプロット マークも指定しました(前のセクションを参照してください)。



図 25:塗りつぶされた線グラフを表示する [ソース]

注意 1.後に追加されるプロットは、上書きして表示されます。そのため、複数の塗りつぶされたライン プロットを 1 つのグラフに使用する場合、Y 値が高い方のプロットを先に追加する必要があります。プロットはグラフに追加された順番で表示されるので、最前列に表示したいプロットは最後に追加してください。

注意 2.塗りつぶされたライン プロットで凡例を使用する場合、凡例は上塗り色で表示されます。

注意 3.塗りつぶされたライン プロットは、正の値の場合のみサポートされます。負の値の場合は期待する動作を行いません。

上記の例では、グリッド線はグラフの下に描画されています。もしグリッド線をグラフの上部に設置したい場合は、Graph::SetGridDepth()メソッドを使用して配置を指定できます。



図 26:グリッド線の奥行きを指定する [ソース]


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